先週末の京都南丹ラリーから投入した 『 HANS 』
SS6までですが、使ってみた感想をレポートしておこうと思います。
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まず、シートベルトの長さを調整をする為、
ヘルメットをかぶらずにHANSを装着してシートに座った感じは、
『ジェットコースターの安全バーがしっかり降りた感じ』です。
うちのランサーのコドラシートはありがたい事に、
『RECARO』 の 『HANS対応モデル』 を装備して貰ってますので、
そのガンジガラメ感といったら言い様がありません。
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① テザーの脱着。
テザーとはヘルメットのアンカーに固定する金具のことです。
慣れてしまえば意外なほど簡単ですが、慌てているとなかなか外れません。
僕は片手でも脱着操作が出来る様になりました。
但し、このテザー金具の操作機構は、メーカーによって多少の違いがあるかもしれません。
② リエゾンでの置き場所の問題。
ちょっと前までのロールバーならば、ヘルメットを脱いだら、
後部座席のハンモックへ“ポイ”だった訳ですが、
今はセンターにクロスバーがあって、インカー撮影用のカメラも設置されていて、
ヘルメットが後部座席まで通る余裕なんてありません。
僕はSSゴール後にテザー金具をヘルメットから外し、いつも通りヘルメットを脱ぎます。
で、ヘルメットはセンターコンソール後部の空きスペースへ仮置き。
うちの相棒は、HANSごとヘルメットを脱いでよこすので、
次に(時間調整で)車を降りるまで、僕がセットで抱えたままです。
特に専用のケースは要らないと思います。(好みもあると思いますが。)
ハンモックならヘルメットと一緒に入れれば良いですし、
うちのランサーの様なバータイプのヘルメットフックでも、
ヘルメットをかぶせる様に引っ掛けておけば安定しました。
③ 頭部の可動範囲
もちろん、可動範囲は狭まります。
但し、ショルダーベルトをしっかり締める前ならば、
インカービデオのモニター確認程度は可能です。
ペースノートの読み上げについては、僕は全く支障がないと思いました。
④ その他
今回のラリーでは、SS中にタイヤ交換をする必要があり、
ヘルメットをかぶったまま、HANSも装着したまま動き回りましたが、
予想していたほど邪魔な感じはありませんでした。
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角度はやはり 『20度』 で良いと思います、ラリーで使う分には。
値段の差があらわれる素材(=重さ)については、
軽いに越した事はない...という事で、各々予算と相談ですね。
ちなみに僕はドライカーボンの軽い方を購入しました。(涙)
今回のラリーでも、一歩間違えると...
というたぐいの壮絶なクラッシュがありましたが、
首への入力は確実に減少させる事が出来ると思います。
現在、全日本ラリーで使っている人は、
僕が知っている限り、両手で数えられるくらいです。
あ、今年のアジパシ北海道に出場予定の方は、必須ですね...
必須イベントがあると一気に普及しますかね。
為替変動の影響もあって、また値上がりしてしまう可能性が十分にありますが、
FIAイベントは必須だし、数が動き出せば、値下がりしてくるのか...とか、迷いどころでしょうか。
でも、ヘルメットも一昔前に比べて高くなっていますし、
そんな簡単に値下がりしてこないのかな~という様にも思います。
ま、僕は買ってしまったので大切に使います。
あちこちで使用感を聞かれましたので、簡単ですが以上です。
また、個人的にでも聞いて戴ければお応えします。
ちなみに、価格ですが...
シュロス本家のサイトを見に行ったら、
『 20° Model - Medium Pro 』 で 『 934,15 EUR 』 でした。
日本輸入総代理店のTANIDAのサイトで 『 115,500円(税込)』 でした。
今日の参考為替レートは 『 1ユーロ = 133円 』 です。
この価格差をどう見るか...
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